こんにちは、ボンです。
退職する際に、会社に返却するもののひとつに健康保険証があります。
この記事では保険証の返却方法と添え状の例文をご紹介します。
健康保険証を早く返却したほうがいい理由
健康保険証は、なるべく早く返却したほうがよいです。
なぜなら、健康保険証は退職した翌日から利用できなくなるからです。
仮に、新しい健康保険証が手元になく、退職前の健康保険証を利用すると利用した健康保険証を管理する団体(けんぽ協会や健康保険組合)から後日、請求がくることになります。
仮に、退職後の転職先に勤務するまでの期間が1日しかなくとも、一度は国民健康保険に加入する必要がありますし、任意継続を選択したとしても、一度、健康保険証を返却する必要があります。
また、退職した会社はあなたが退職した際の手続きとして、5日以内に年金事務所またはけんぽ協会・健康保険組合に返却して、退職の手続きを行わなければなりませんが、あなたが健康保険証を返却しないと手続きをすることができません。
そして、会社が退職の手続きを行わないと、あなたは新たに健康保険に加入する手続きをすることができません。
つまり、あなたが健康保険証を返却しないことによって、新しい健康保険証が手元に届くのも遅れてしまうことになります。
そのため、一時的にしても、診察を受けたり、薬を受けて取るのに3割負担ではなく、10割負担となります。
健康保険証返却方法
ケース別に返却方法のおすすめをご紹介します。
退職日と最終出社日が同じ場合
退職日と最終出社日が同じ場合、最終出社日の後に通院する予定がなければ、総務部の担当者に返却しましょう。
もし、通院する予定がある場合には、その旨を担当者に伝えて、後日郵送することにしましょう。
最終出社日以降に通院する予定や退職日まで日がある場合
有給消化などで最終出社日から退職日まで実際には在籍している期間がある程度残っている場合があります。
その場合には、退職日の翌日以降に郵送で健康保険証を返却しましょう。
おすすめの返却方法
健康保険証は身分証明書にも利用できる重要な書類です。
そのため、郵便事故で保証の効かない普通郵便ではなく、記録の残る方法で郵送しましょう。
■一般書留
引き受けから配達までの送達過程を記録し、万一、郵便物等が壊れたり、届かなかった場合に、実損額を賠償します。
簡易書留では引き受けと配達のみを記録します。
基本料金プラス430円
■簡易書留
一般書留に比べて、料金が割安です。万一の場合の賠償額は、原則として5万円までの実損額となります。
基本料金プラス310円
返却時の宛名と添え状例文
宛名の書き方と添え状の例文をご紹介します。
封筒と宛名の書き方の例
1.宛名は保険証を郵送する企業の住所・部署・担当者名を書く
2.赤字で「親展」と宛名の左下に書く
3.裏面の左下に自分の住所・氏名を書く
4.封をしたという意味の〆マークを書く
添え状の書き方の例
便箋1枚にまとめてもよいですし、健康保険証に付箋を貼っても良いです。
【便箋の場合】
〇〇部 〇〇様
○月○日に退職致しました〇〇部の〇〇です。
健康保険証を同封いたしましたので、お手続きのほどよろしくお願いいたします。
貴社の益々のお発展を心よりお祈りいたします。
【付箋の場合】
〇〇部〇〇様
健康保険証を返却します。お手続きのほどよろしくおねがいします。
自分の名前
まとめ
健康保険証はなるべく早く返却して、退職した会社にも早く手続きしてもらうことで、健康保険証が手元に届くのが早くなります。
そのため、退職後に速やかに返却の手続をとりましょう。
ここでの情報がみなさんの明日への一歩のお役にたてば幸いです。