・銀行員を辞めて公務員になりたいけどどうすればいいのだろうか
・銀行員から公務員になったら、働く条件は悪くなるのだろうか
銀行員から公務員になりたいと思う方は同じような悩みをお持ちではないでしょうか。
元銀行員のボンが銀行員と公務員の仕事や給与面を比較しながら、解説します。
私自身は公務員になったことはありませんが、銀行退職後の仕事で県庁や市役所の職員で銀行出身者の方と話をする機会がありましたので、実体験を踏まえてご紹介します。
お読みいただければ、公務員に転職したときのイメージがわくはずです。
銀行員と公務員の比較
銀行員の仕事と年収
銀行の3大業務は「預金」「為替」「貸付」です。
各部門によって役割は異なりますが、基本的には3大業務を通じて民間企業や個人の顧客にサービスをする仕事。
お金を扱う仕事であるため、銀行内外から信用力が求められ、銀行内でも数字のプレッシャーがあるので、ストレスの高い仕事。
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公務員の仕事と年収
公務員は国家公務員と地方公務員に別れますが、国や地域のために働く仕事です。
ここでは、地方公務員について紹介していきたいと思います。
地方公務員は、県庁や市役所、公立学校の先生などです。
地方公務員の仕事も地域住民の方々の信用力が求められる仕事ですので、ストレスの高い仕事。
地方公務員の平均年収は600万円です。
銀行員が公務員に転職する理由
給与面で見ると大差がありませんので、仕事内容を理由に転職する方が多いようです。
私は銀行から公務員に転職した訳ではありませんが、ベンチャーに転職した際に、地方創生関連の交付金の予算が大きい時期だったため、各地域でプロジェクトを担当しており、県庁や市役所の方と話す機会がありました。
そういった地方公務員の中には、地銀から転職している人もいらっしゃって、他にも銀行出身者は多いという話でした。
転職した理由は、
「銀行の文化が合わなかったから」
「金融サービスを通じてではなく、地域の発展に貢献したいから」
といった人が多かったです。
銀行員から公務員に転職する時の注意事項
1.年齢制限がある
自治体によって、年齢制限を設けているところがあります。
20代であれば、ほとんどのところが年齢制限には引っかからないでしょう。
2.激務ではある
銀行と比較して、ストレスが低い仕事ではないでしょう。
公共性が求められるので、実際に緊急時になっただけでなく、備えている必要もあるようです。
私が聞いた話では、大きな台風が近づいているときは、ルートから外れていても、輪番で泊まり込んだりしていると聞きました。
ただし、銀行のような体育会系のノリや数字ノルマのプレッシャーは少ないようです。
3.副業禁止
銀行員は就業規則などで禁止されている程度ですが、公務員は法律で副業が禁止されています。
大手行も副業解禁に動き出していますので、副業したい人にはデメリットですね。
銀行員から公務員に転職するメリット
今後の銀行業界の見通しを考えると、銀行員の年収や地位は安定したものとは言えないですね。
だから、安定性という意味では公務員になるほうがメリットはあると思います。
また、数字ノルマのプレッシャーや銀行の文化が合わない人は公務員に転職するメリットがありますね。
最後に公務員を17年間続けると行政書士の資格を無試験で獲得できます。
定年退職後に、行政書士として、引き続き地域の産業に携わる人もいます。
私個人的にはすごく良いストーリーだし、大きなメリットだと思います。
銀行員から公務員に転職する方法
どの自治体で働きたいか決まっていたら、各自治体の採用情報をホームページを定期的にチェックしましょう。
特に自治体を決めずに求人を探す場合は、転職エージェントに登録しましょう。
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こんにちは。 銀行員をやめて、他業種のITベンチャーに転職したボンです。 この記事では、銀行員という「お堅い」職業を辞めて、転職したい方がかかえる以下のような不安や疑問にお答えします。 「銀行員だけど ...
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