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元銀行員のボンです。
・銀行員の平均月収はいくらぐらいだろうか?
・他の銀行員は月収をどれくらいもらっているのか?
これから銀行員になろうと思う方、現役行員の方は同じようなことを一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
私も仕事帰りにふと思ったことがあります。
2019年3月期決算ベースの最新データを調査しましたので、ぜひご覧ください。
最後までご覧いただければ、あなたの就職・転職しようとしている銀行の月収の目安がわかり、月収が安いと感じたらすべきことがわかります。
国内銀行員の平均月収
東京商工リサーチの調査によれば、国内銀行81行の2019年3月期の平均年間給与(基本給与+賞与・基準外賃金、以下、平均給与)は609万5,000円でした。
賞与が4ヶ月分だと仮定して計算すると、月収は約38万円です。
この数字には、残業代や各種手当などが含まれているので、基本給で考えるともっと低くなります。
国内銀行員の月収の特徴
資格手当
国内銀行員の月収の特徴は、業務に関連した資格を取得すると手当がつくことがあります。
たとえば、フィナンシャルプランーや宅地建物取引士などです。
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残業
私が勤務していた外資系銀行のチームは、残業がほとんどなかったのですが、国内銀行の友人はかなり残業が多いと嘆いていました。
国内銀行にいる複数人の方が、残業が多くて激務といっているので、特別高い月収ではないようです。
今後の動向
銀行員の給与の動向としては、「前年同期の607万7,000円(同611万5,000円)から1万8,000円(0.2%)増加し、2016年3月期以来、3年ぶりに前年同期を上回っ」ています。
引用:東京商工リサーチ
しかし、近年は、低金利のあおりをうけて、従来のビジネスモデルで稼ぐことができないため、継続して上昇傾向が続くとは思えません。
メガバンクの平均月収
東京商工リサーチのデータを見ると、メガバンク3行の平均年間給与は以下のようになっています。
三井住友銀行 802万円
三菱UFJ銀行 771万円
みずほ銀行 732万円
単純に3で÷と768万円が平均年間給与となり、賞与4ヶ月だとすれば、48万円がメガバンクの平均月収になります。
地方銀行の平均月収
東京商工リサーチのデータを見ると、地方銀行の平均年間給与は621万4,000円になります。
賞与4ヶ月だとすれば、38万円が地方銀行の平均月収になります。
第二地銀の平均月収
東京商工リサーチのデータを見ると、第二地銀の平均年間給与は554万9,000円になります。
賞与4ヶ月だとすれば、34万円が第二地銀の平均月収になります。
銀行別上位ランキング
東京商工リサーチのデータによれば、2019年の平均年間給与ランキングは以下のとおりです。
※月収はすべて、賞与4ヶ月と仮定して、16ヶ月で独自。
※千円単位は切り捨てて、独自に表を作成。
順位 | 銀行名 | 平均年間給与 | 想定月収 |
1 | 東京スター銀行 | 926万円 | 57万円 |
2 | 三井住友銀行 | 820万円 | 51万円 |
3 | あおぞら銀行 | 803万円 | 50万円 |
4 | 三菱UFJ銀行 | 771万円 | 48万円 |
5 | 新生銀行 | 767万円 | 47万円 |
6 | 静岡銀行 | 746万円 | 46万円 |
7 | みずほ銀行 | 732万円 | 45万円 |
8 | スルガ銀行 | 729万円 | 45万円 |
9 | 千葉銀行 | 729万円 | 45万円 |
10 | 群馬銀行 | 709万円 | 44万円 |
外資系金融の平均月収
外資系金融の平均年収は以下のようになっています。
私が勤務していた時や同僚達の年収も同じよう金額観なので、信憑性の高い数字だと思います。
銀行員の月収が安いと感じる理由
高いモラルと営業ノルマが課せられ、残業も多いことなどストレスが高い割には月収が少ないと感じるからです。
労働供給モデルで考えても、賃金が高くなったら、余暇を増やしたくなりますが、残業が多くて、飲みケーションなどが多く自分の時間が使えないと安すぎると感じるはずです。
月収が安いと感じたときにすべきこと
残業で月収を上げるのではなく、転職や副業など、今の銀行からの収入に縛られないようにすべきです。
転職
金融機関で働き続けたいなら、インセンティブ比率の高い外資系金融などに転職するのも方法です。
ただし、昔に比べると外資系金融も厳しい状況ですが、年収2000-3000万円は私の周りにもいたので、狙えると思います。
他にも、コンサルやスタートアップで成功する方法も考えられますね。
転職しながら、自分の市場価値を上げていくのも解決策のひとつです。
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副業
新生銀行やみずほ銀行で副業が解禁され、金融業界にも副業の波が来ています。
銀行の将来性を考えた場合に、他業種への転職だけでなく、自分の好きなことや得意なことで稼ぐ力やスキルを身につけることは、決して損にはならないので、オススメです。
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まとめ
・銀行員の月収は、残業時間やストレスを考える安いと感じるは自然。
・銀行員の月収が安いと感じたら、転職や副業がオススメ。
資産運用については、月収が安いと感じたらすべきことには含めませんでした。
資産運用もひとつの手段ではありますが、銀行員であるみなさんに「金融マンであることが相場に勝つ理由にはならない」と説明する必要もないと思ったからです。
株やFX、投信などの金融商品の取引は、各行やポジションによってレギュレーションがあると思いますので、その範囲であれば、転職や副業をしなくてもできますしね。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
ここでの情報があなたにとって良い働き方を見つけるきっかけになれば、幸いです。