銀行員のボーナス事情を解説！インセンティブボーナスの仕組みも紹介

こんにちは、元銀行員のボンです。

銀行員という職業を目指したことがある人なら、一度は考えたことがあるではないでしょうか。

6年前に私が銀行をやめる前のことですが、私も友人の邦銀（国内銀行）の人に聞いた結果も、だいたい4ヶ月分でした。

通常のボーナスとは別にインセンティブボーナスがある人もいるので、それはこの4ヶ月分とは別です。

この記事では、私の経験を踏まえて、銀行員のボーナスとインセンティブボーナス事情について紹介したいと思います。

銀行員のボーナスの実例

私の場合

私が外資系銀行に勤務していた時はベース給が680万円だったので、これを16等分して、毎月約42万円が支給されていました。

16等分しているので、4ヶ月分のうち半分ずつが6月と12月に支払われるので、84万円が追加で6月と12月に支払われていました。

この金額は途中で増減しないので厳密にはボーナスではありません。

そのかわりに、インセンティブボーナスが、1-12月の営業成績等を考慮して、翌年の3月に支払いがあります。

同僚の中には、インセンティブボーナスで自分のBOSSを超える人や3000万円まで年収が伸びる人もいます。

インセンティブボーナスは、各行やチームによって異なるだろうと思いますが、私のチームでは「単純な取引金額ではなく、取引の収益性を考慮した計算」で数字目標をもって1年間取り組んでいました。

商品やマーケット状況によっても異なりますので、詳しい計算はご紹介できませんが、同じ1億円の取引でも、投資信託、外貨預金、保険商品などによって銀行の収益額は異なるので、収益性が考慮されます。

最終的な個人やチームの数字目標も収益性もを考慮して、貢献度がはかられることになります。

誤解しないでいただきたいのは、収益性ばかり追って、顧客にあわない商品を提案することはありません。

特にプライベートバンキング業務は顧客との長い付き合いをしていくことが求められ、短期的に数字を求めたら、顧客にもチームにも貢献することはできません。

営業成績以外にも業務が円滑になるためにチームに貢献したりすれば、評価の対象になりますが、基本は数字が達成されていないと好評価は難しいのは確かです。

2年ぐらい低い評価が続けば、普通に減棒、異動、クビがちらついてきます。

邦銀（国内銀行）の場合

邦銀にも年棒制でインセンティブがある人もいますので、私の場合で紹介したような人もいます。

インセンティブが別途定められていない場合は、6月と12月のボーナスが、自分の部門や支店と個人の営業成績等から決まっているようです。

銀行員のボーナスは増加傾向ではない

邦銀も外資系金融も昔に比べれば、高給取りではなくなってしまいました。

運用部門やセールス部門のトップで1億円プレイヤーもいるかもしれませんが、リーマンショック以降は外資系金融でも極稀な存在になっています。

サラリーマンでは、アーリーリタイヤは夢のまた夢ですね。

さらに、ボーナスは今後増加ではなく、減少傾向になるのではないかと私が考えています。

なぜなら、伝統的な銀行ビジネスで利益がでなくなっているからです。

みずほ銀行や新生銀行は、副業解禁していますし、銀行業界にも副業の波が来ると思います。

これからは転職でキャリアチェンジもありですが、副業で銀行からの給与以外の収入源を見つけておくのも平行しておかないと波乗れないでしょうね。

ここまでご覧いただき、ありがとうございます。

ここでの情報があなたにとって良い働き方を見つけるきっかけになれば、幸いです。