こんにちは、元銀行員のボンです。
・銀行員の平均年収はいくらだろうか
・銀行員の平均年収だと手取りはいくらになるのだろうか
これから銀行員を目指す人は同じような疑問をお持ちではないでしょうか。
このページでは、元銀行員のボンが銀行員の平均年収や手取金額について解説しますので、最後までご覧いただければ、銀行員が自由に使えるお金がどの程度あるのかがわかります。
銀行員の平均年収
東京商工リサーチが2019年3月期の国内銀行81行を調査した結果、銀行員の平均年収は609万5000円でした。
民間企業全体では400万円程度が年収の平均になりますので、決して低い数字ではありませんが、残業代や手当などを含めて金額になりますので、年収の内訳を分解して実際に手取り金額がどの程度なのか掘り下げたいと思います。
銀行の給料事情を踏まえてざっくりとした計算でいきますが、目安にはなると思います。
また、募集要項から以下の計算式に当てはめれば、おおよその手取り金額が想定できます。
それでは、609万5000円から逆算で算出していきたいと思いますので、基本給はn円/月額とします。
残業代
労使協定で45時間までは1ヶ月に残業をすることが可能になります。最近は残業規制も各行厳しいと聞いていますので、1日1時間の残業として、20時間の残業をしたと仮定します。
n円÷30日÷8時間=時給
時給×1.25=残業時間の時給
ボーナス
ボーナスは6月と12ヶ月に2ヶ月分ずつ出るのが、平均的のようなので、年間で基本給の4ヶ月として想定します。
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資格手当
宅建、フィナンシャルプランナー、証券アナリストなど業務に関連した資格を取得すると手当がつくことがあります。
各行によって、手当の金額も様々なのでここでは資格手当はなしで想定します。
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家賃補助
独身で社員寮に入っていれば、1-2万円程度で入居できます。
結婚したり、30歳を過ぎたりすると追い出されて、社宅か自分で住居を手配するようになる場合がほとんどですが、転勤で単身赴任だった場合は独身寮に入る人もいます。
結婚して社宅に入居すれば、7割-8割引きになるので、15万円のところにすめば、5万円程度が家賃と電気ガス光熱費になります。
社宅以外でも住宅補助がでることがあり、その場合は家賃の半分から7割ぐらいが補助になることが多いと思いますので、15万円くらいのところにすめば、7.5万円が家賃ですね。
ここでは、7.5万円が家賃補助として想定します。
銀行員の平均的な基本給
上記の情報から基本給を計算します。
(n円×12ヶ月)+残業代(残業時間の時給×20時間×12ヶ月)+ボーナス(n円×4ヶ月)+家賃補助(7.5万円×12ヶ月)=609,5000円
n円=305,588円が銀行員の平均的な月の基本給です。
【結論】銀行員の平均的な手取り金額
月の基本給から社会保険等が引かれた額が手取り金額になります。
保険料や税金の計算は割愛しますが、7-8割が手取りになりますので、残業やボーナスがない月は24万円が銀行員の平均的な手取り金額と言えます。
月に20時間くらい残業したとしても、ここから住宅ローンや電気ガス・光熱費、携帯代、食費などを引くといくらも残らないですよね。
ちなみに、総務省が公表している家計調査によれば、2019年の2人以上の世帯の家計支出の月平均額は293,379円です。
残業代とボーナスがないと成り立ちませんね。。。
転職して年収アップさせるか、副業するかしないと自分が自由に使えるお金はいくらもないですね。
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