「銀行に就職するのはやめろという人が多いけど、本音はどうなの?」
「銀行がオワコンっているけど本当だろうか?」
銀行に就職することを検討している方は同じような悩みをお持ちではないでしょうか。
実は、銀行の伝統的なビジネスモデルはオワコンで、就職ランキングでも人気がなくなっています。
しかし、他と比べて著しく悪いわけではありません。
この記事では元銀行員の私が実際に体験したり、銀行員の同僚や友人から聞いた話をもとに銀行業界の実態を紹介しますので、最後までご覧いただければ「銀行に就職するのはやめとけ」を鵜呑みにせずに自分でどうすべきか判断することができるようになるはずです。
銀行の就職人気ランキングの今
ブンナビの2021年入社希望者 就職ブランドランキング調査速報(前半)によれば、メガバンクの人気ランキングは以下の通りです。
みずほフィナンシャルグループ 15位(前回7位)
三菱UFJ銀行 33位(前回12位)
三井住友銀行 42位(前回30位)
人気ないですね。
これからも銀行業界が人気にならないでしょう。
人気がない理由は大きく2つあります。
「銀行に就職するのはをやめとけ」という人の2大理由
将来性がない
現状、銀行の伝統的業務である「預金・為替・貸付」で利益がでないのは周知の事実であり、大規模なリストラ計画も公表されているので、昔のように銀行員が高給取りで安定性がある職業という時代は終わっています。
激務である
「残業が多い」「営業ノルマがきつい」「資格の勉強が多い」「上司・先輩が体育会系」など、私の経験や他行に勤務している友人や元同僚などの話からもストレスの多い激務だと思います。
銀行に就職するか悩んでいる人へ
「安定性」「高給取り」「ステータスが高い」など「銀行員」としての看板で仕事がしたいのなら、「銀行に就職しているのはやめとけ」です。
でも、上の2大理由だけで銀行に就職するかどうか悩んでいる方は、以下を読んでいただき、参考にしていただければと思います。
将来性がないのは銀行だけではない
確かに銀行は図体もでかいので、これからも人員・店舗の削減の流れは当分は続くでしょう。
でも、リストラが計画されているのは、銀行だけではありません。
東京商工リサーチの調査によれば、「2020年1-2月に早期・希望退職者を募集した上場企業は19社(前年同期9社)」と倍増しています。
ビットコインなどの仮想通貨は銀行の決済業務に直接影響がでることですが、各行が対応していないわけではありませんし、社会的なインフラの役目を担っている銀行がすぐになくなってしまうことはないでしょう。
これからは、真の「金融のスペシャリスト」しか生き残れない時代になるはずです。
リストラや銀行のビジネスモデルが変換していくことは決して悪いことではなく、時代の流れに沿って良い方向になっています。
資格の勉強も、取得しないと仕事自体ができないものもあります。
他の資格に関しても金融のスペシャリストになるために勉強は欠かせないので、その結果として資格試験があると考えれば必要なことです。
激務なのは銀行だけではない
過労死が起きるような労働環境はもっての他ですが、ストレスの高い仕事は銀行だけではありません。
私は4回転職していますが、銀行より残業が多かったり、銀行にはいないようなサイコパスみたいな人がいて人間関係でのストレスは銀行より高かったです。
人間関係はガチャなので、我慢できなかったら、辞めるしかないですね。
銀行などの金融機関は営業ノルマへのプレッシャーが大部分を占めるので、それがつらい人はやめたほうがよいかもしれません。
でも、営業数字の目標は、銀行員でなくても、他業種の営業、マーケティングなどフロント分野として企業に利益を直接もたらすような部署で働く以上は避けられないでしょう。
ベンチャーでは、数字的な観点なしに働いている社員がひとりでもいたら、会社はすぐに潰れます。
フリーランスなど独立すれば、ますます厳しく自分で管理できなくては生活できません。
まとめ
・就職先ランキングでは銀行の人気は低くなっている
・「銀行に就職するのはやめておけ」という理由は、「将来性がない」「激務である」が2大理由
・2大理由は、他業種にいったからといってなくならない
・銀行業界にとっても苦しい時代だが、決して悪いことばかりではない
・真の金融マンを目指す人は銀行に入行してほしい
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
ここでの情報があなたにとって良い働き方を見つけるきっかけになれば、幸いです。
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